個性的であることを諦めると見えてくるもの
あなたは自分についてどれくらい知っていて、またどれくらい受け入れていますか?
- 自分ってどういう人間なんだろう?
- 自分の絵の魅力ってなんだろう?個性ってなんだろう?
こんな風に創作において悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
最近は”個の時代”とも言われているように、個性に注目する傾向が高まりつつあるように思います。
特に絵を描いていると、”個性”や”作風”というものと向き合う機会も多いと思います。
私も「自分の個性とは?作風とは?」と悩んだり、絵柄を路線変更した方がいいのか考えたりしていました。
ですが最終的に「個性的になることを諦める」ことが自分の悩みを解決してくれました。
その考えについて、体験談を踏まえながらシェアします。
自分の個性を受け入れた体験談
アーティスト。
と聞くと、私はどうしてもこんな人物像を思い浮かべてしまいます。
- 芸術肌でこだわりがあってオタク気質
- 中にはそれが行き過ぎて変人扱いされるような。。。
- 「他人からどう見られても結構!」
私はそんな強烈な唯一無二な感じの像に憧れていました。
一方、私は好きなものがあっても、のめり込むはできない。絵もあまりエモーショナルには描けない。周りの目は気になるし、、、
そんな自分のことを面白みのない人間だと思っていました^^;
で、個性ほしさにちょっと真似てみたりするんですが、違和感…!
座り心地の悪いイスに腰をかけているような感覚です笑
真似できないとわかると、今度は自分の唯一無二の個性を模索し始めました。
一体、私のどこが”特別”になれるんだろう??
性格診断をしてみたり、新しいことを始めてみたり。
けれど、診断結果に納得できなかったり、長続きしなかったり。。。
「なんて個性のない人間なんだ〜〜」と、頭を抱えていました笑
私以外の人たちが、みんなすごく魅力的な個性があるように見えていました。
そんな感じで自分探しに疲れていた頃。画材屋で店員さんと話したときのことです。
その店員さんは私の憧れてるような感じの方でした。
その方と話し終えたあとに「あ〜私はこうなれないんだなぁ」と少し寂しさを感じました。
けれどその後、「あの店員さんと対局のような私も、視点を変えればそれはそれで個性があるということなんじゃないの?」と、はたと気づきました。
「私は私でいいんだな」と自分の個性を受け入れられました。
「今まで、私は別の人間になりたがって勝手に苦しんでいただけだったんだ」
そんな気づきを得た瞬間でした。
「隣の芝生は青く見える」とはよく言ったものですね(ことわざってすごい!)
個性を受け入れたあとの心境の変化
自分の個性を受け入れたあとの心境の変化はというと、個性を求めなくなりました。
自分のそのままが個性だとわかるからです。
そして、自分がすでに持っていたこの個性がとても大切なものに感じてきます。
今まで自分が描いてきた絵からも、その個性をハッキリと認識することができました。
気づいてないだけで、すでにあったんだ…!とビックリします。
そして、持っている個性を大切にしたいなと自然と考えられるようになりました。
個性的になりたいを諦めてみよう
自分には個性がないと思っていても、まぎれもなくあなたは個性を持っています。
みんな違う、それぞれの個性を持っています。
「自分は他の誰でもなく自分である」と受け入れると、自分が個性的だったことに気付きます。
自分が独自の個性を持っているということに気づくためにも、
「個性的になりたい」を諦めてみませんか!
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