イラストが上達しない人の14の特徴と対処法
絵を描く練習をしていて、
- なかなか画力向上しなくてしんどい…
- 後から始めた人の方が上手くなっていて焦っている…
と思うときはありませんか?
私は過去に、絵を描いているけど上達しなかった時期がありました。
そのときをふり返ってみると、反省ポイントがたくさんあります。。。
この記事では、その反省をもとに『イラストが上達しない人の14の特徴』を紹介します。
画力が伸び悩んでいる方は自分に当てはまっていないか、1つずつ確認してみてください!
そこを改善すれば、グングン成長できるかもしれません★
- 最近、絵の成長スピードがにぶってきた
- 絵が上達しない理由が知りたい
- 絵が上手くなりたい!!
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イラストが上達しない人の14の特徴や行動
1. 手グセで描く
1つ目は「手グセで描く」です。
これは絵描き歴が長い人ほど当てはまるかもしれませんね。
手グセでも完璧に描けていれば問題ないですが、どうでしょう?
よく見るとバランスがおかしかったり、シャシャッと描いたから上手く見えているだけだったりしませんか?
手グセで描いた絵がイマイチなら、そこを矯正しないとうまくなれません。
練習量は十分なのに一向に上手くならない方は、クセだけで描いていないかチェックしましょう。
あえて自分が不快だと感じるような描き方にチャレンジしてみると新たな発見があるかもしれませんよ!
私は自分の手グセを自覚・修正してからイラストのクオリティを上げることができたと感じています。
ただ、手グセで描くのは、
- 自分で良いものが描けていると思い込んでいる
- 慣れているから気持ちよく描ける
- クセなので直しにくい
とかなり厄介です。
手グセは一朝一夕では直らないと思うので、意識して少しずつ変えていきましょう。
2. 苦手な箇所を描くことを避ける
2つ目は「苦手な箇所を描くことを避ける」です。
たとえば、
- 手が苦手だから体の後ろに隠してしまう
- 顔は左向きが得意で同じ方向ばかり描いてしまう
といったこと。
逆に自分の得意なところばかり練習しがちになっていたり…(苦笑)
絵を上達させるには、自分が苦手なことにも手を伸ばして、それを描けるようになる必要があります。
それには描かないといけません。
描かずして、ある日突然うまく描けるようになることはないのです。
あなたは自分の苦手な箇所から逃げていませんか?
私はめちゃくちゃ逃げていました(笑)
だって難しいし……
でも、それだとやっぱり上手くはならなくて。
最近は、下手でもいいからとにかくチャレンジしてみることにしています。
はじめは難しくて逃げたくなりますが、あきらめずに何度も描いているとコツがわかり始めて、だんだんと苦手意識は薄れてきます。
苦手意識が薄れてくると、もっと気楽に練習することができます。
もっと描けば、いつかは「描けない」が「描ける」になっているでしょう。
最初の数回でもいいから、とにかく逃げないで描いてみる!!
そして、挑戦した自分を褒めて、意欲を高めていきましょう!
3. 絵を“作品”として描かない
3つ目に「絵を”作品”として描かない」ことです。
私は3年くらい前から絵画教室に通っているのですが、そこで気づいたことがありました。
それは「人にお披露目できる”作品”を作るんだ」という意識を持って描くとめちゃくちゃ上達するということです。
絵画教室で描くものは、すべてが”作品”になります。
“練習”や”ラクガキ”なんていう気の抜けた意識では描いていません。
この意識の違いがなぜ上達スピードに影響するのか。
私はこう考えています。
“練習”として描いてしまうと、
という逃げの考えが生じるようです。
一方、”作品”として描くと、
と、クオリティを高めることにどん欲になるんですね。
この方が1つの絵を描くだけでより多くのことを学べて、上達に繋がると感じています。
ふりかえれば、私はそれまでラクガキばかりを描いていました。。。
手を抜く・妥協などしていたら上達するはずもありません。
心当たりのある方は、1つ1つのイラストに全力で向き合ってみませんか?
4. 何も考えずに描いている
4つ目は「何も考えずに描いている」です。
イラストの上達には、デッサンや模写が有効という説はよく言われていますよね。
私もデッサン・模写は絵の上達にかなり貢献してくれると感じています。
しかし、ここで1つ注意することがあります。
それは「見たものをそのまま描く」という行為は、気を抜くと“何も考えずに描いてる状態”になりやすいということ。。。
デッサンは見る力を養う練習になりますが、見えたものをただ紙に写してるだけではあまり力がつかないと感じています。
見た後に、ちゃんと考えてから描くことで力がつくと思うんです。
たとえば、物の陰を描くとき…
モデルを見て、暗く見えている部分をただ暗く塗る。これでは別のものを描くときに応用が利きません。
光源がどこにあるのか、どこの部分の陰が落ちているのかといったことを考えながら描くと知識として見につきます。そして、別のものを描くときにその知識を応用して描くことができます。
イラストを描くときには「なぜこうなるのか?」と常に考えながら描くことをオススメします!
描いた分以上の上達につながりますよ!
5. 描いてる作品を客観的に見られない
絵画教室でよく言われるのが「離れて作品をチェックしよう」ということです。
完成した作品を翌日見たら、
と感じることってありませんか?
描くことに集中していると、自分が描いている部分だけに気を取られてしまい、全体的なバランスを見ることをおろそかにしがちです。
そして、調子よく描いてるとだんだんと感覚がマヒしてくるんですよね笑
で、冷静になって見直すと「イマイチ」ということに。。。
せっかく一生懸命描いた絵をアップしても反応が少なかったら悲しいですよね。
そんな事態を防ぐためにも、自分が描いている作品を「客観的に見られる力」を身につけましょう。やり方は簡単です。
アナログの場合は、
- こまめに遠くから作品を眺めてみる
- 絵を回転させてチェックする
デジタルの場合は、
- 全体を表示させてチェック
- 左右上下反転させてチェック
余裕があれば1日作品を寝かせてから見てみると、さらに違和感に気づきやすいでしょう。
私も客観的に見られていないことが多く、後から違和感に気がつきます^^;
描き終わってからも気を抜かずに完成度を高めていきたいですね!
6. 見て見ぬふりをする
6つ目は「見て見ぬふりをする」です。
5つ目で紹介した「客観的に見られる力」を身につけると、描いている途中で作品の違和感に気がつくようになります。
その後に大事なのが、”ちゃんと修正すること“です。
しかし、完成間近まで進んでしまっていると、直すのがめんどうになってしまってしまうんですよね…
このような考え方になったら要注意です。
見て見ぬふりをするとまた同じように失敗し、そして直さないパターンを繰り返します。
人はやってみることでスキルが身につきます。早く上達したければ課題を後回しにせず、その作品で自分の課題に向き合いましょう。
面倒くさいかもしれないけれど、そこで頑張ったことはきっと身につくはずです!
7. 見直さない・分析しない
7つ目は、自分の描いた作品を「見直さない・分析しない」です。
練習しても上達しないと感じている方は、
自分のイラストのどこがダメなのか言葉にして言えますか?
- デッサンが狂っている
- 顔のバランスが変
- 目の描き込みが足りず魅力に乏しい
といったように、、、
「なんとなく変…」で済ませていると、自分のイラストのどこをどう直せばいいのかわからないため成長が遅くなってしまいます。
上達したければ、自分の描いたイラストを見直し、どこをどう変えたら良さそうか分析してみましょう。
そして、次の作品を描くときには小さなことでもいいので課題を設定してみましょう。
という方は、添削サービスを使ってみるのも1つの手です。
ココナラでは添削サービスがたくさん出品されています。
なかにはプロの方も出品されています!
自分とは違った視点からのアドバイスをもらえるので、目から鱗が落ちること間違いなしです!
8. 他人から学ぼうとしない
8つ目は「他人から学ぼうとしない」です。
今はSNSですばらしいイラストを簡単に見ることができますね。
それをただ見ているだけではもったいないです。
あなたが良いと感じるイラストには、自分のイラストを見ているだけでは気づかなかった技術や魅力の出し方がたくさん詰まっています。
自分の作品に取り入れられそうなポイントを探して取り入れてみましょう!
他人と比べて落ち込んでいる暇があったら、そのイラストのどこが良いのかを分析した方が上達は早くなりますよ。
9. 資料を見ない
絵を描くとき、資料を見ながら描いていますか?
何も見ずに頭の中で考えて描いているだけだと、なかなか上達しません。
頭の中で描いた想像物は本当に正しく想像できていますか?
もしかすると、想像しているものが実物と乖離しているから上手くなれないのかもしれません。
ポーズにしても、物にしても、自分がこれから描こうと思っている対象の資料をまずは探しましょう!そして、資料を見ながら描いてみましょう。
頭の中の想像だけでは気がつかなかったことがたくさん発見できると思います。
10. 絵を最後まで完成させない
10個目は「絵を最後まで完成させない」です。
思うように描けずに、途中で描くのをやめてしまった作品はありませんか?
私はたくさんあります^^;
完璧主義な方に多いかもしれませんね。
最後まで完成させられないことがなぜ上達を遅くしてしまうか…
それは、最終形を見てはじめて、ふり返りや分析することができるからです。
途中で投げ出していては、その作品で見つかるはずだった改善点を発見することができません。
結果、うまく描けない箇所は描けないままになってしまいます。
描き方が分からないところは調べて、最後まで描き切ってみましょう。
完成させることは達成感や自信にもつながります。
11. 知識を集めることばかりしてる
最近はインターネットのおかげで絵を描くテクニックやノウハウが簡単に手に入ります。
けれど、その知識を持っていても実際に使わないと身につきません。
ただ知っているだけでは、いざその知識を使うことになっても結局上手く使いこなせないのです。
知識を得ると成長した気分になりますが、使いこなせてはじめて上達したことになります。
ですので、ためになる知識を得られたら、実際に作品に取り入れてみましょう!!
思ったように描けないかもしれないし、「こういうことか!」と腑に落ちるかもしれません。
何度も描いているうちにコツを掴めるかもしれません。
まずはやってみる!という心構えをいつも持てるといいですね^^
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12. 上達したいけど、練習をめんどくさがる
「イラスト 上達方法 最短」などで検索ばかりしていませんか?
私はとにかく面倒くさがる時期があり、どうしたらラクに・早くイラストが上手くなれるかばかり考えていました。
なにかいい方法はないか検索しては満足して…
結局、練習していなかったのです。
するとどうなったか…
全く上達しませんでした(笑)
当たり前すぎて恥ずかしくなります。
ほんと、ラクに早く画力向上することなんてなくて、地道に一歩ずつ上達していくしかないんですね。
ですが、このことを忘れてしまっている方も意外といるのではないでしょうか?(仲間探し)
13. 単純に練習量が足りない
数をこなすだけで上達するわけではないと思う一方、やはりある程度の練習量は必要です。
私の友人に、いつもラクガキ帳を持ち歩いて、暇さえあれば描いている人がいました。
もちろん絵はめちゃくちゃ上手でしたね…。
あなたの練習量は、上達するのに十分足りていますか?
私もまだ練習中の身なので、上達にはこれくらいの練習量が必要!ということは言えません。
ですが、毎日30分でもいいから絵を描く時間を取ってみるなど、自分が今できることをやっていれば結果はついてくると感じています!
14. 絵を描くことを楽しまない
最後は「絵を描くことを楽しまない」です。
絵を描くこと自体を楽しんでいますか?
上達が早い人は、絵を描くことを楽しんでいます。
- 自分の理想どおりに表現できた喜び
- 苦手だったところが描けるようになった達成感
- 今まで気づけなかったことを発見したときのワクワク感
など、絵を描く中で楽しみを見つけています。
絵を描くことが楽しければ、もっと描きたくなってどんどんレベルアップしていけます。
反対に、絵を描くこと自体を楽しまないで修行のように取り組んでいると疲れてしまいますよね。
とかく、上達ばかりに意識が向いている人は、絵を描く楽しみを忘れてしまいがちです。
結果、絵を描く頻度が減り上達スピードが遅くなってしまう負のスパイラル…
いち早く上達したい気持ちもよくわかりますが、まずはお絵描きを心から楽しんでみませんか?
絵を描きはじめた当初は、もっと純粋に絵を描くことを楽しめていたはずです。
まとめ
この記事では「イラストが上達しない人の特徴と対処法」について紹介しました。
- 手グセで描く
- 苦手な箇所を描くことを避ける
- 絵を“作品”として描かない
- 何も考えずに描いている
- 描いてる作品を客観的に見られない
- 見て見ぬふりをする
- 見直さない・分析しない
- 他人から学ぼうとしない
- 資料を見ない
- 絵を最後まで完成させない
- 単純に練習量が足りない
- 知識を集めることばかりしてる
- 上達したいけど、練習をめんどくさがる
- 絵を描くことを楽しまない
私も上手くならなくて辛い時期がありましたが、上記の行動を少しずつでも変えていったら、上達スピードが以前より確実にアップしたと感じています!
これらの反省点を踏まえて1年間のイラスト練習記録をまとめています!
よければご覧ください↓
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