実際に使ってイラスト上達に繋がった7つの本

イラストを練習中・これから練習しようと思っている方で
とお探しではありませんか?
私も2020年から絵を練習している身です。
この記事では、私が実際に活用して効果があったオススメのイラスト参考書をまとめました(随時更新中)。
どのイラスト参考書も買ってよかったと思えるものなので、気になる本があったらぜひチェックしてみてください!
イラスト1年間の練習記録についてもまとめていますので、興味があればどうぞ!↓

人物を描くのに役立つイラスト参考書
まず、イラストを描くうえで基本的なことを学ぶのに役に立った本を紹介します。
やさしい人物画
1つ目はの『やさしい人物画』です。
イラスト・絵画など、絵を描いているとどこかで出会う本だと思います(笑)
それくらい有名な本です。原書の初版発行が1943年とだいぶ年月が経過していますが、今もなお売れ続けているバケモノ参考書です。
この本からは、人物を描くのに必要な骨格やバランス・等身など、基本的なことがたくさん学べます。
この本に載っているイラストを模写練習して絵が上達した方を多く見かけますので、本気で取り組めばかなり力がつくはずです。
ただ、「やさしい人物画」という名前とは裏腹に、初心者にとっては全くやさしくないので覚悟しておきましょう^^;
私は、1から順に模写しているとお絵描き自体を嫌いになりそうな気がしたので、自分に必要だと思ったところを練習して作品に反映するというかたちで使っています。
ちょいちょい見返すと、そのときの自分のレベルに合わせて新たな発見があるので手元に置いておくと心強いですよ!!
この本の原書は著作権が切れているので、こちらからPDFファイルを無償でダウンロードできます。英語版でも良ければどうぞ!
試しにダウンロードしてみて気に入ったら日本語版を購入するのもいいと思います。
イラスト解体新書
お次は『イラスト解体新書』です。
この本からも人物の基本的な描き方が学べますが、先ほどの『やさしい人物画』と比べてアニメタッチの参考書です。
著者の一人のダテナオトさんの絵柄での説明のため、絵柄による好みがわかれるかもしれません。アニメテイストのイラストを描きたい場合は参考になると思います。リアル寄りのイラストを描きたい場合は『やさしい人物画』の方がオススメです。
また、人物だけでなく、後半に構図についても弐藤 潔さんによる解説があるので、これ一冊で学べることが多いですよ!
ゼロから学ぶプロの技 神技作画
続いて『ゼロから学ぶプロの技 神技作画』です。
チャプター1はQ&A形式で、人物を描くときに陥りやすい問題に対して改善策を教えてくれるのですが、取り上げられている問題がめちゃくちゃ心当たりあるんですよね。かゆい所に手が届くというか……
この本の著者はアニメーターのtoshiさんなので、載っている絵はアニメに出てくるような動きのあるものが多いです。ある程度、人物は描けるんだけどなんだか違和感がある、動きのある絵が描けないという人に向いていると思います。
この本に載っているイラストを模写してもかなり力がつくと思います。
かなりいろいろなシチュエーションの描き方のポイントが載っているので作品作りにとても参考になりますよ!!
色塗り・着彩に参考になる本
ここからは色塗りで参考になった本を紹介します。
色塗りチュートリアル
こちらは『色塗りチュートリアル』です。
色相・明度・彩度といった基本的なことから、ペイントソフトで使うレイヤーの種類など、デジタルの色塗りに必要なことがフルカラーで解説されています。
色塗りに関しては、この本一冊あればこと足りるのではないかというくらいボリューム満載です。
著者のパク・リノさんはPhotoshopを使っているのでフォトショの操作画面で解説されていますが、クリスタでも機能は似たようなものなので参考になりますよ。
ひとつだけマイナスに感じたのは、たまに文章の理解がしにくいということですね。。。
やはり翻訳されていると微妙なニュアンスが伝わりづらいのかな…私の読解力の問題かもしれませんが^^;
とはいえ、色塗りはイラストで丁寧に解説されているのでわかりやすいです!
著者も本の中で書かれていますが、この本に描かれている塗り方はパク・リノさんの方法であって、塗り方に正解があるわけではありません。ひとつの塗り方として参考程度にとどめて、自分に合った方法を見つけ出せるといいですね。
背景イラストを描くのに参考になる本
基礎から実践まで全網羅 背景の描き方
背景を描くのに役に立った本が『基礎から実践まで全網羅 背景の描き方』です。
自然風景から部屋や建物まで、背景を描くのに必要な技術がたくさん載っています。
この本を買うと特典として、ウェブからこの本に載っている作品のメイキング動画を見ることができます。
思ったより短時間でサクサクと描いているメイキングには衝撃を受けました。描くのに必要なことがわかっていると、最短ルートで作品が描けるんですね。自分はかなり無駄な工程を踏んでいるのかもしれないなと思わされました…作業効率って大事ですからね。
さらに、著者の高原さとさんがメイキングで使ったブラシが特典で付いてきます。(著者が使っているPhotoshop向けにカスタマイズされたブラシです。一応クリスタにも読み込めました!)
センスを磨くのに役立つ参考書
思ったようにイラストが描けなくて辛いのはもちろんですが、自分ってセンスないな~と痛感することってありませんか?
どうやってセンスを磨いたらいいんだろうと日々研究しています。
そんな中で良いと思ったものを紹介します。
配色アイデア手帖
センスいい!と感じさせるには、やはり色合いは外せないと思います。
配色センスを磨くのに活用しているのが『配色アイデア手帖』です。
1テーマにつき9つの色が紹介されており、その9つの色を使って相性のいい組み合わせがいくつも紹介されています。
2021年8月現在、配色アイデア手帖は3種類(基本・日本・世界)出版されています。自分に合った配色本が一冊手元にあるとイラストを描くときにとても心強いです!!
見ているだけでも気分の上がる一冊です。
絵描きのメンタルを元気づけてくれる本
うまく描くの禁止 ツラくないイラスト上達法
『うまく描くの禁止 ツラくないイラスト上達法』はイラストレーターのさいとうなおき先生の著書です。
さいとうなおき先生はYoutube『さいとうなおきチャンネル』をやられているので、ご存知の方も多いかもしれません。お絵描きする人に向けて有益な情報を発信してくれています。
この本は、そのYoutube動画をピックアップしてまとめたものになっています。
技術というよりも絵を描く上で大切なメンタル系のお話を中心にまとめられています。
なんでもそうだと思いますけど、上手くなりたくて練習しているときは人と比べて落ち込んだり、先が見えずに不安になったりすることってたくさんありますよね。
そんなときに役立つ本です。
先生の過去の実体験をベースにしたプロイラストレーターの考えが惜しみなく書かれているので、お絵描きする人に寄り添ってくれる一冊だと感じます。
動画で学ぶ良さもありますが、必要なときにすぐに見返せる本を手元に置いておくと便利です!
他人と比べてメンタルがやられているときの私の考え方もまとめました↓

以上、私がイラストの練習で役に立った本をまとめました。
良いなと思った本は、今後も追加していく予定です。
少しでも参考になれば嬉しいです!