「神絵師になりたい」を目標にするのはやめた方がいい理由
SNSでイラストを眺めていると、たくさんの”神絵師”さんがいますよね。
いつか私も”神絵師”になりたい!!
とあこがれて、絵の練習している方もいるかもしれません。
ですが、この記事では、
「神絵師になる」ことを目標にしない方がいい
という考えを書いていきます。
- 神絵師になりたいと思って絵を描いている
- 神絵師になれなくて悔しい思いをしている…
神絵師とは?
そもそも、いわゆる神絵師とはどんな人物でしょう?
- 絵がうまい
- フォロワーが何万人もいる
- あがめられている
思いつくのはこんな感じだと思います。
しかし、明確な基準はなく、”神絵師”の認定証が発行されるわけではありません。
あまり技術が高くなくても、神絵師として周囲を惹きつける方もたくさんいます。
反対に、絵はうまいのにあまりフォロワーも多くない方もたくさんいます。
ようするに、”神絵師”かどうかはその人を見る一人ひとりの主観に左右されるのです。
人気になるかどうかは、
- 絵師さんの描くイラストのターゲット層
- 絵柄に対する個人的な好き嫌い
などにもよるため、すべての人に認められる神絵師というのは存在しないのです。
まわりはあまり注目しないけれど、あなたにとっては”神絵師”になりうる人だっているわけです。
神絵師とは他人からの評価である
“神絵師”は個人の主観。
つまり、”他人からの評価”です。
そのため、「神絵師になりたい!」と思っている人は、他人からの評価ばかり気にすることになります。
- あの人から神絵師と認められたい
- みんなから神絵師としてちやほやしてほしい
しかし、他人の考えや行動は、基本的に自分で制御できません。
自分が「こうしてほしい!」と思ってもなかなか変えられないものです。
自分では変えられないこと(この場合は”他人からの評価”)に価値を置くことは、途中まではモチベーションにつながりますが、気がつくと自分を苦しめていることもあるので要注意です。
- こんなに頑張ってるのにみんな評価してくれない…
- みんなが好きそうな絵を描かなければ嫌われてしまいそうで怖い…
- 評価されない自分はダメなんだ……
描いている絵はすばらしいのに、他人から反応をもらえないだけで自分で自分を追い込むこともあります。
神絵師とは、気が付いたらなっているもの
では、神絵師と呼ばれる人たちはどうやってなったのか……
おそらく「気が付いたらなっていた」という可能性が高いです。
日々、イラストを描き投稿していたら、それが誰かの胸に刺さって広まっていく。
- 昨日の自分よりも上手くなるために練習する
- 表現したいことを的確に描く
- 自分が好きなものを突き詰める
そんな風に描き続けてきたら、気がついたら自分に注目してくれる人たちが集まっていた…というように。
神絵師になろう、神絵師を目指そうとするものではないのです。
今自分ができることを続けていくことで、もしかしたら神絵師になっているかもしれませんよ^^
人生とは、今この瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。
岸見 一郎, 古賀 史健, 嫌われる勇気, ダイヤモンド社(2013).
私の好きな本の一節です。
今を大事に、全力で活動していきたいですね。その瞬間瞬間があなたの望みへと連れていってくれるはずです。
【PR】
そもそも、神絵師になりたいのはなぜか?を考える
そうはいっても、神絵師になりたいよ!という人もいるかもしれませんね。
神絵師になってどうなりたいかを考えてみると、少し冷静になるかもしれません。
ちやほやされたい・あがめられたい
自分で自身を認めていないから、代わりに他人に認めてほしいのかもしれません。
ですが、ふしぎなことに他人から認めてもらえたところで満足することってあまりないんですよね。。。
もっと認めてほしい、もっとちやほやしてほしい…
求めまくるサイクルに入るとどんどん苦しくなっていきます。
結局、人は自分自身に認められたいと思っているのです。
まずは、あなた自身が自分の描く絵を認めてあげませんか?
世の中絵がうまい人はたくさんいるけれど、あなたにしか描けない絵はあります。
No.1を目指すよりオンリーワンを目指してみると、自分は自分のままでいいんだと思えるようになります。
そして不思議なことに、自分を認めている人の絵ほどまわりには輝いて見えるものなのです。
あなたにしか描けない絵を極めた先に、“神絵師”という称号が待っているかもしれません!
絵の依頼がほしい
たしかに、画力やフォロワー数に応じてイラストの依頼がくることはありますね。
しかし、それは”神絵師”だからというわけではなく、依頼人の要望に応えてくれそうな絵柄かどうかなど、別の要素も含まれます。
依頼がほしいから”神絵師”になるのではなく、自分がやりたい仕事の要望に応えられるようにスキルアップを目指す。
その方がゴールも明確で絵の練習が苦ではなくなりますよ!
自分がどういう仕事をしたいのかを考えてみましょう。
他人の意見に振り回されない目標を探そう!!
この記事では、
- ”神絵師”は他人の評価に過ぎない。
- 他人の評価を当てにするとだんだんと苦しくなる
ことを書きました。
自分の中で完結するゴールを目指してみると、絵の練習は楽しくなります。
そして気がつけば、周りから”神絵師”として見られている未来にもきっとたどり着けるはず!
ぜひ、自分と向き合って、お絵描きが楽しめる目標を立ててみてくださいね。
SNSでの「いいね」が気になってしまって辛い方はこちらの記事もどうぞ!