イラスト・絵描き業はAIに奪われるのか――
最近、SNSでよく見かけるAIによって描かれたイラスト。
↑こちらは「Midjourney」というサービスでAIに描いてもらった絵です。
人間はキーワードを入力するだけ!
ものの1,2分ほどで、ハイクオリティの絵を描いてくれます。
そして、このキーワードセンスを駆使して作った絵が日々、世に放たれています。
このような絵をあっという間に完成します。
AIで描いた背景イラストを使ってゲームを作る人が早くも現れたり……!↓
そう。
AIイラストの誕生によって、絵が描けない人でも必要な絵をサクッと用意することができるようになったのです。
……ということは。
このようなハイセンス・ハイクオリティの絵をあっという間に作れてしまうがゆえに、絵を描いている人・生業としている人でちょっとした危機感を持つ方もいるのではないでしょうか。。。
何年も前から「AIが仕事を奪う未来がくる」とは言われていましたが、「絵」にまでその影が忍び寄ってきているとは。。
予想はしていたけれど予想以上に早く到来したなという感じです。
では実際、AIイラストが登場したことによって絵描きの必要性はなくなってしまうのか?
答えなんて大それたものは示せないけれど、私の考えをここに書いておこうと思います。
あなたも一緒に考えてみてください。
AIは絵描きの仕事を奪うのか?に対する考え
ここからは私のAIイラストに対する考えです。
AIとの共存の道を歩む
先ほど紹介した「ゲーム背景イラスト」のように、簡単な素材に関してはAIイラストで足りる世界になっていくのではないかと思います。
ただ、AIイラストは「AIに機械学習させたもの」から生成されるため、まだ世に出回っていないものは作れないでしょう(出回っていないものがまだあるのかは別として)。
そう考えると、人が持っている「想像力」は本当に大切にしたい能力だなぁと感じます。
- AIが描いてくれた絵にオリジナリティを付け足す
- AIイラストからインスパイアされた新たな作品を生み出す
そんなことは人間だからこそできるのではないかなと思います。
時代の変化、技術の進歩を止めることはできないし、平和で便利になるのなら私はどんどん進歩していってまだ見ぬ世界を見てみたいです。
恐れからAIの存在を排除しようとするのではなく、これを使って次はどんなことをしようと考える。
AIとうまく共存して、自分の世界を広げていけるような使い方をしていきたいところですね。
情熱・エネルギーを込められるのは人
これは若干、スピリチュアルな要素も含んでしまうのですが、人間の”念”みたいなものって、想像以上にすごいものなんだと最近感じています。
ときには奇跡だって起こせるくらいに。
目に見えないフワっとしたものでなくても、
- 職人が作った工芸品の風格
- プロの演奏や歌声に鳥肌が立つ感じ
- オリンピックで感じる熱い感動
そんなエネルギーを込めるのは人間だからこそではないでしょうか。
そして、それは「絵」でもできるのではないかと思います。
「届けたい!」
「表現したい!」
というその思いが、きっとあなたの作品には込められているはずです。
AIの絵はたしかにうまいしキレイです。
でも、どこか見たことのあるような……
少ししたら忘れてしまいそうな――
逆にあなたが全力で描いた絵はきっと、見る人の心にとどまる感動を与えてくれるのではないかと思っています。
と、願望をかなり含む考えではありますが、絵を描くモチベーションを保つ考えとしては使えると思います!笑
”あなた”の絵を必要とする人はいる
前項と少しかぶりますが、
私は、AIで描かれた絵をもらってもあまり嬉しくありません笑
(気づかなければ喜んじゃうかもしれませんが^^;)
一方で「あなたの描いた絵が欲しい!」って思うことはよくあります。
とくにSNSで繋がっている絵描き仲間さんやあこがれの絵師さんのイラスト。
そう。
ただキレイな絵よりも”あなたの”絵に惹かれているのです。
それは普段から交流して仲良くなったり、努力している様子を眺めたりしていることによります。そこはAIには奪えない領域だと思いませんか?
だから、AIイラストが勢力を増したとしても、あなたの絵が必要でなくなることはありません。
そもそも絵を描くことは楽しい
そもそもなんですが、
絵を描くこと自体、すごく楽しいですよね!
それはもう、作品よりも「絵を描くこと」自体に魅力を感じているからかもしれません。
だからAIでイラストは事足りるとしても、人間が絵を描かない理由にはならないでしょう。
だって好きだから!
描けなかったものが描けるようになる。
自分が表現したかった世界を自分の手で描ける。
集中しているあの没入感。
絵を描いていると、あっという間に過ぎていく時間―――
自分をワクワクさせること、成長させることを止めてはいけないな~。
そんな風に私は思います。
むしろ、嫌々描かなければならないような絵の仕事はAIに任せておいて、そこで生まれた自分の時間を本当に好きなものを描くための時間に当てませんか?
それがまた自分の力となって、「あなただから描いてほしい!」という仕事につながるかもしれませんよ。
AIイラストの誕生を悲観的に見るのではなく、どう活用していけるかと考えていけたらきっと楽しい未来が待っているはずです。
人間にしかできないことをこれからも模索していくためにも、アート思考に触れてみるのもオススメです↓
【PR】
おわりに
ここまで「AIイラストが絵描きの仕事を奪うのかについて」考えてみました。
考えが他にも出てくるかもしれません。そのときはまた付け足します。
AIイラスト技術については、言わずもがなすごいのでぜひ一度触ってみてください!
新たな世界が開けるかもしれません!!