さいとうなおき先生のイラスト上達法やってみた成果報告【夏合宿】
- イラストを描いてるけれど、今よりもっと上手くなりたい!
- 画力向上して、イラストの仕事を受けられるようになりたい!
と考えているみなさん。 私もおなじく、上達したいと常々思っております…
すると!!
2021年7月、イラストレーターのさいとうなおき先生が”効果絶大な画力UPプログラム”をYoutubeで公開してくださいました!
学生さんの夏休みに合わせて公開されましたが、いつやっても大丈夫です。
社会人のみなさまも時間と気力さえあれば取り組めますよ!!
この記事では、こちらの動画の練習方法『イラスト夏合宿』を実際に取り組んだ経過とその成果をまとめたいと思います!!
練習プログラムの内容についてはさいとうなおき先生の動画でくわしく解説されています。
ここでは簡単に説明しながら私が感じた効果を書いていきますね。
くわしく知りたい方は動画をご覧ください!
- 1か月イラスト練習法でどれくらい効果があるのか参考にしたい
- さいとうなおき先生の画力アッププログラムに興味がある
- とにかく絵が上手くなりたい!
第1週目 全力で作品制作&問題点洗い出し
まず、第1週目は現時点での画力で作品を描きます。
プログラムを開始した時点の画力で描いたイラストがこちらです↓
画力を比べるためにも、もっと全身や背景も含めたイラストを描けばよかったなとも思いますが、、、^^;
とりあえず全力で描きました!!
ここまでのイラストスキルを磨いた練習記録は下の記事でまとめています↓
現時点での問題点を洗い出す
次に、さきほどの作品を見て問題・課題点を洗い出します。
作品を見直した結果…↓
描いた直後は「なかなかいいじゃん~!」と思ってたんですけど、冷静に見つめ直してみると課題だらけでした。。
この中から、今回の練習プログラムで特に改善したいものを2,3個選びます。
今回は次の3つに課題を絞りました。
- 髪の毛や顔パーツの塗り方がわかっていなくて雑
- 動きのあるイラストが描けず、作品がかたい
- 首~肩の構造があやふや
この課題をクリアできるように頑張っていきます!!
第1週目は実力を確認する作業なので、作業自体は簡単ですね。
自分の弱いところと向き合わなければならないので、心には負担がありますが……^^;
第2週目 基礎力UP
第2週目は、いよいよ画力向上の練習に励んでまいります。
1~3日目)3日間上達法
1~3日目は、さいとうなおき先生が別で用意している「3日間上達法」に取り組みます。
くわしくは動画をご覧ください!
1日目)全身イラストを描く
初日は全身イラストを描きます。
自分が今、人間をどれくらいのレベルで描けるのかがよくわかります。
以前よりは等身バランスもいい感じで描けていますが、やっぱり見直してみると課題だらけでしたね…
身体の構造をわかっていないがゆえに動きのあるイラストが描けないのかもと感じます。
2日目)アクションポーズを描く・1つのポーズをいろんな角度から描く
2日目はアクションポーズのような、動きのあるポーズをデッサンしていきます。
一連の動作を描いたり、、、
1つのポーズをいろいろな角度から描いたりして練習します。
この練習で人物をより立体的に捉える勉強ができました。
参考になる本はこちら↓
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これまでは、角度のあるイラストを描くと腕の位置や身体の立体感などがわからず、違和感MAXの絵になってしまっていたのですが、この練習でそれを解消するコツがわかりました。
効果はすごく感じられます。
ただ、この練習は慣れていないとかなり疲れます。。。
ですので、あまり無理せずに休みながらやりましょう。
1日に何十ポーズもやる必要はないので、1つひとつのポーズを丁寧にやった方が効果ありそうです。
自分の体力と相談しながら粘り強くやってみましょう!
3日目)1日目の絵をもう一度描いてみる
立体的な人物を描くコツをつかんだところで、1日目のイラストをもう一度描いてみます↓
いかがでしょうか?
このポーズのデッサン練習をしたわけではないのに、より自然な人物を描けるようになりました。
たった3日で絵が上達したと感じることができてビックリしています。
そこまで苦痛に感じない練習法なのに、これだけの成果が見えるとは、、、
恐るべし、さいとうなおき先生……
4日目)好きな作家さんの作品を模写する
4日目は好きな作家さんのイラストを模写して、今、自分に足りない技術をインプットする日です。
第1週目で設定した課題を、お手本の作家さんはどう描いているのかに注目して模写していきます。
今回は、課題である「髪・顔パーツの描き方」に重点をおいて模写しました。
完成品を模写するため、描き方がわからずに「どうしたらこんな塗り方できるんだろう…?」とかなり悩みました。
が、地道に模写していくと「この部分ってこう描いているのかな?」と自分なりに解釈して、描き方のコツがわかるようになりました。
こうやって自己流の描き方を身につけていけばいいんだと発見できたのも収穫でした!
ちなみに、練習プログラムではこの模写を1日でやることになっていますが、私は1日では足りず4日かけてやりました^^;
大変でしたが、得られるものは大きかったです。
やっぱり、なにも見ずに自分であれこれ模索するよりも、先人から学ぶことは大事ですね。効率もいいし。
著作権の関係上、模写したものはアップすることはできませんがすごく勉強になりました!!
5日目~)クロッキーで練習の成果を確認
5日目からは、ここまで練習してきた成果を確認するために「クロッキー」をします。
さいとうなおき先生がYoutubeでいくつかクロッキー用動画を出しているので、そちらを使ってクロッキーしてみました。
実際に描いてみたのがこちらです↓
クロッキーってなんだか難しそうと思っていたのですが、、、意外とサクサク描けました。
これも1週目の練習で人体を立体的に捉える練習をしていたおかげだと思います。
こうして成果を感じることができると練習も楽しくなりますね^^
練習プログラムでは5日目がクロッキーとなっていますが、クロッキーは毎日練習すると素早く描くスキルを身につけられていいかもしれないと感じます。
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第3週目 アイディア強化週間
第3週目はアイディア強化週間です。
1~2日目)1日練習法でラフを量産
別に用意されている「1日練習法」を行います。
くわしくは、動画をご覧くださいね。
1日12~13時間ラフを描き続けます。
ここが、この画力アッププログラムの山場といったところでしょうか……
かなり根気と体力がいりますので余裕のある日に行いましょう。
その中で生み出したラフの一部抜粋です↓
最初は案を思いついてもうまく描けずに気持ち悪い状態が続きました。
が、5時間くらい経過したころ……
なるほど、先生がおっしゃる“魔法”というのはこれか!という感覚がつかめました。
気持ちいいくらいに線が引けて、良い感じのラフが量産されていくので、最後の方はとても楽しい時間でした。
上で紹介したラフは、魔法が発動してから描きあげたものが多いです。
ちなみに、私はこの練習を2日間(6時間×2日)に分けて取り組みました。
先生いわく、この魔法は1日経って寝てしまうと解けてしまうとのことですが、翌日でもまだ少し魔法が残っていたようで、初日ほど苦戦せずに気持ちいい線が引けるようになりました。
3日目)1時間上達法でサムネイルの印象を考える
こちらも別で用意されている「1時間練習法」を行います。
くわしくは動画をご覧くださいね。
1時間でサムネイルを3~4パターン描くという練習法です。
イラストを見てもらうには、まずサムネで惹きつけないといけないんですね。。
たしかに、私もSNSでイラストを見るときに1つひとつじっくり見ているわけではありません(友人は別ですよ!)
タイムラインをザッと見て「お!」と思った作品を開いてみる…って感じですよね。
絵描き側は見てくれる人に「お!」と思わせないと見てもらえないということです。
この練習法で描いたサムネがこちらです↓
やってみた感想はすごく難しかったです。このプログラムで一番苦戦したかも…
魅力的なサムネを作るためには
- 小さくても認識できるくらいの情報量
- 惹きつける対象・構図・色味
など、いろいろと考えなくてはなりません。
それに加えて、第1週目で設定した課題も盛り込む必要があります(重要)
このプログラムでは、ただ漠然と練習しているわけではないんですね。
自分の課題をクリアするために練習しています。
私の課題は以下でした。
- 髪の毛や顔パーツの塗り方がわかっていなくて雑
- 動きのあるイラストが描けず、作品がかたい
- 首~肩の構造があやふや
これらの課題に取り組めるように、
- 人物を小さくしすぎない
- 直立以外のポーズ
- 首から肩が描ける少し俯瞰な構図
という条件で描きました。
苦しみながら上記の3パターンを描いたのですが、あまり魅力的な構図にはならなかったように感じます…勉強不足。
ちなみに、どんなサムネを描いてもいいのですが、
- テーマを1つ決める
- 描く人物を固定する
など決めて描くと、1つのものにいろいろな視点で案を出すことになるのでオススメです!
最終週 成果確認のための作品制作
いよいよ最終週です。練習の成果を発揮していきます!
2つの作品を並行制作
3週目3日目で描いたサムネイルから案を2つを選んで、それを同時並行で制作していきます。
1つ完成させたら次を描くのではなく、
片方を描いたら、もう一方も描き進めます。
最終週で描いた2作品がこちらです↓
個人的にはかなり成長できたと感じています…!!
自然なポーズにも近づけたと思います。
2作品を並行して制作するのは初めてで疲れました^^;
ですが、ちょっと行き詰ったと感じたときにもう一方を描き進めると息抜きなりました。
どちらも飽きずに最後まで描き切ることができたので良い描き方だなと思います。
先生もおっしゃっていますが、比較対象があると描いてる途中で見比べてお互いの作品の完成度を高めていけるのも良いところです。
さらに、描き切ったときには自分の作品が一気に2つも増えるわけですからね…!
なんかお得な気分です^^(労力も2倍かかるわけですが)
というわけで、、、
これにて画力アッププログラム「イラスト夏合宿」無事終了です~!!
イラスト上達法をやりきった感想・結論
約1ヶ月、さいとうなおき先生の画力アッププログラムに取り組んできました。
途中、苦戦することもありました。
しかし、ただ闇雲に絵を練習しているよりも、先生が練習の方法や狙い(目的)を明確にしてくれているおかげで、
自分は着実に絵の上達に向かって進んでいる!
とポジティブな気持ちで取り組むことができました。
そして、さいとうなおき先生のYoutubeをご覧の方はお気づきかもしれませんが、
この画力アッププログラムは、先生が過去に公開したいくつもの上達法を1ヶ月の間にこなすことになるのです。
どれも先生自身が効果的だと感じた上達法を紹介してくださっているため、私たちイラスト上手くなりたい勢はぜひとも取り組んだ方がいいのです。
…ですが。
これらの練習法が公開されたとき、すぐに取り組んでみましたでしょうか?
私はそれぞれの練習法の動画を見て、
「たしかに、これは効果がありそうだ」
と感じながらも結局はやらずじまいでした。。。
そして思うのです。「絵が上手くなりたいよー!」と……
これらの練習法が効果があるのかないのか、自分に合っているのかいないのかはご自身でやってみないことにはわかりません。
ただ見ているだけで満足せず、とにかくやってみる。
そんな当たり前だけど大切なことを、この1ヶ月を通して教えていただきました。
というわけで、画力アップもできたし、精神的にも一皮むけた感じがあるので、絵がうまくなりたい人にこのプログラムはとてもオススメであると結論づけます!
また、さいとうなおき先生がYoutubeでやっている添削講座が1冊の本になっています↓
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動画でも見られますが、手元に本があると辞書のように使えるので便利です。
添削例を参考にしながら画力アッププログラムに取り組むと、より学びが深まりますよ~!
こちらもさいとうなおき先生のYoutubeの動画がまとめてあります↓
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絵描きなら誰もが抱えそうな悩み(主にマインド面)に対して丁寧に向き合ってくれます。
心が折れそうになったときはこの本に戻ってきたいと思える1冊です!!
以上、画力アッププログラムをやってみた成果報告でした。
最後に……さいとうなおき先生、ステキなプログラムをありがとうございました!!
イラスト夏合宿につづき、さいとうなおき先生の添削本でセルフ添削してみました!よければあわせてご覧ください↓
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